TOBAN TEXTILE
東播染工株式会社
プロジェクト概要
東播染工は、日本で数少ない、染色・サイジング・織り・加工までを一貫して行う、先染め織物に特化したテキスタイルメーカー。「播州織」の生産地である兵庫県⻄脇市に本社を構えている。元々はアパレル企業のOEMが主だったが、先染め織物の自社企画・提案や、自社ブランドの発信も行うようになる。対外的なブランディングの必要性が増し、テキスタイル展示会に出る際の紙製ハンガーや会社案内、名刺などの制作物をGRAPHがデザインした。また、モノづくりへのこだわりを支える「現場で働く人々」にスポットライトを当てた特設サイト「TOBANな人」を制作。播州織の良さやモノづくりの魅力を社内外に広く発信している。
https://interview.toban.jp
課題
- 自社企画のテキスタイルやアパレルブランドの立ち上げなど、社内で生まれた新たなプロジェクトを後押しするため、理解を促進する必要があった。
- 分業制のため、社内で異なる部署同士の交流が生まれにくく、誰がどんな仕事をしているかが見えにくかった。
- 採用候補者や社外の人々に対して、会社の魅力をリアルに伝えたかった。
GRAPHからの提案
- 一貫生産という機能的な特徴だけではなく、ものづくりにおける情緒的なコンセプト「考える工場」を設定。企業の持つ特徴を各制作物に展開した。
- テキスタイル展示会でのターゲットを海外バイヤーと位置付け、各制作物を英語メインで制作。地方ゆえの豊富な自然環境の利点などを盛り込んだ。
- 「人」をクローズアップしたインタビューサイト「TOBANな人」を制作。各現場から合計20名に撮影とインタビューを実施し、モノづくりの魅力や仕事に対する誇りなど、リアルな声を発信した。
- さまざまな工程を経て一貫生産を行うファクトリーのイメージを演出するため、「TOBANな人」のトップページにイラストを採用し、親しみやすさも重視した。
スタッフクレジット
村部悠蔵 / 吉本雅俊 / 武田真