LIFE CARD
ライフカード株式会社
プロジェクト概要
クレジットカード会社のライフカードが目指しているのは、若年層に“ファーストカード”として選ばれることだ。「Be Unique!」というブランドコンセプトを掲げ、顧客のニーズを満たす商品やサービスを開発。ブランドロイヤルティと、情緒的価値の向上に取り組んでいる。その一環として、VI(ビジュアルアイデンティティ)を刷新。GRAPHは、アートシンボル(マーク)とロゴのほか、クレジットカードのデザインなどを担当している。
https://www.lifecard.co.jp
課題
- デジタル化や価値観の変化に伴い、キャッシュレスサービスが多様化。選択肢が増えており、若年層に「最初に契約するクレジットカード=ファーストカード」として選ばれることが難しくなってきている。
- 商品スペックなどの「機能的価値」から、所有の喜びを満たす「情緒的価値」への転換を目指し、それに見合うデザインコンセプトが必要だった。
GRAPHからの提案
- 「機能的価値から情緒的価値」というテーマを基に、「美(Art)は細部に宿る」というコンセプトを設定。情緒的価値の象徴として、恒久的に美しい精緻なアートシンボル(マーク)とロゴを考案した。類似性がなくアートのような資産になるデザインを目指した。
- アートシンボル(マーク)は、ライフカードの頭文字「L」と四角形のみでシンプルに設計した。抽象的な表現だが、ライフカードの頭文字「L」を認識すると、次からは際立って見えてくる。彫刻のように立体的にも感じられる表現で、独自性も追求。記憶に残る造形で、マークとしての価値を高めている。
- ロゴは、L、F、Eの横線の高さを調整し、右肩上がりにステップアップしていくイメージを表現した。ニュートラルなゴシック体で「ライフカード」とすんなり読めるように分かりやすさを担保しつつ、余白の取り方でオリジナリティを高めた。
スタッフクレジット
北川一成 / 村部悠蔵 / 山田晴香 / 吉本雅俊