buntA
株式会社富士高圧プロダクツ
プロジェクト概要
日本におけるゴム(ラバー)工業の発祥地である神戸市長田区。戦後、その地で創業した富士高圧は、ゴム靴の生産から始まり、靴底用ゴム資材メーカーとして75年以上の歴史を重ねてきた。2019年にグループ会社として設立された富士高圧プロダクツでは、「buntaro ®」のブランドのもと、独自の技術とノウハウを活かしてサンダルやヨガマットなどの製品を企画・開発していた。海外市場を視野に入れた事業拡大にあわせ、ブランドイメージの発信を強化すべく、2024年にブランドアイデンティティを刷新。世界でも少ない総合ラバーブランドとして、進化を続けている。GRAPHはロゴやアートシンボル制作のほか、商品パッケージやリーフレットのデザイン、キービジュアル・イメージムービーの撮影ディレクションなども行った。
https://bunta.co.jp
https://buntashop.jp
課題
- 海外市場を視野に入れて事業を拡大するにあたり、ブランドイメージを強化したかった。
- サンダルからマットまでの多様な製品のイメージを統一し、お客様の認知と記憶を作るためのロゴを必要としていた。
GRAPHからの提案
- ブランド認知のためには音を正しく認識できることも重要と考え、外国人にとって発音しづらい「ro」をふくむブランド名から、よりスムーズに音を認識できる「buntA」に改称することを提案した。
- ブランド名の頭文字である「b」や「B」をモチーフにし、アートシンボルを制作。世界的に親しまれるサムズアップのモチーフにも見え、ブランドの未来を体現するようなポジティブでアクティブなイメージをもたらす造形とした。
- プロダクトにマッチするスタイリッシュさの担保と、競合と差別化を図れる個性のバランスを狙い設計した。
結果
- 展示会では、ブランドロゴやアートシンボルを認知したバイヤーがブースを訪れるなど、新しい出会いが生まれた。
- 社内用のツールや展示会・ポップアップショップの販促物などにもアートシンボルやロゴを積極的に活用する傾向が強くなり、ブランドとしての発信力が向上した。
スタッフクレジット
北川一成 / 八戸藍 / 山田晴香