プロジェクト概要
国内に流通する雑穀において 6〜7 割のシェアを占めるリーディングカンパニー、はくばくの雑穀ブランディングの一環として、プロモーション施策を提案。ブランドが大切にする「雑っていいこと」のコンセプトのもと、ブランドサイトを立ち上げ、雑穀に興味をもつすべてのユーザーに向けた情報発信起点とした。ウェブコンテンツの分析結果やユーザーへのデプスインタビューで得られた情報を活かしてプロモーションのターゲットを設定し、ブランドの訴求方法を検討。動画広告の配信やレシピコンテンツの展開、ワークショップの開催など、多彩なプロモーション施策を実施している。
https://hakubaku-zatsu.jp/
https://www.hakubaku.co.jp/brand/zatsu-shokudo/
課題
- 雑穀ブーム時にメディアに取り上げられることで市場を拡大してきた経緯があり、はくばくが主体となる積極的なプロモーションの経験があまりなかった。
- 市場が停滞し、売り上げも伸び悩んでいたことから、新規ユーザーにブランドを知ってもらうための接点が必要だった。
- 雑穀ブランディングを進めるための具体的な施策として、幅広いプロモーションのアイデアを必要としていた。
GRAPHからの提案
- ブランドメッセージである「雑っていいこと」を発信する起点となるブランドサイトを制作。雑穀に関する情報発信や、雑穀に限らない「雑」に関するさまざまな知識を紹介した。
- 1年目は主なターゲットとして 30〜40 代の女性を想定し、YouTube やインスタグラムで動画広告を配信。雑穀おにぎりを擬人化し、雑であることを許容したり、完璧でなく雑でも大丈夫と応援するなど、多様性にもつながるイメージで「雑っていいこと」というメッセージを発信した。
- 雑穀を取り入れた、ざっくりと栄養バランスの整った食事を「雑な完全食」という概念で提案。フードスタイリストの飯島奈美氏が考案したレシピとともに紹介するコンテンツ「はくばく『雑』食堂」を制作した。
- 2年目は、ユーザーへのデプスインタビューをもとに、ターゲットを小学生の子どもを持つファミリー層に再設定した。事前意識調査の結果を踏まえ、新たなプロモーション施策として「はくばく『雑』食堂プロジェクト」を始動。夏休み中の親子のコミュニケーションを誘発するような「雑な完全食おにぎり」をつくるワークショップを開催した。
スタッフクレジット
榎本ちひろ / 村部悠蔵 / 吉本雅俊 / 武田真