LIPPS products
株式会社リップス

プロジェクト概要

リップスは、Z世代に人気のメンズ美容室「リップスヘアー」の経営をはじめ、スタイリング剤やヘアケア商品、コスメ製品の開発・販売を手掛けている。リップスヘアーの業務用として誕生した高機能・高品質なヘアワックスは、同社の看板商品。GRAPHは、ヘアワックスのほか、ヘアオイルやシャンプー、トリートメントなどのパッケージデザインを担当している。

課題

  • スタイリング剤やヘアケア商品の販路が広がり、店頭映えするパッケージデザインへのリニューアルを検討していた。
  • 男性の美容意識が高まり、美の基準も進化。多様性を認め合う時代にもなってきた。そんな現代の価値観に合った“リップスらしい表現”を模索していた。

GRAPHからの提案

  • 競合商品が増加する店頭で目を引きつつ、生活空間に馴染み、サロンワークの現場で使いやすいデザインを検討。商品名を際立たせ、パッケージの色で種類の違いを表現することを提案した。
  • サロン発のリップス製品を使うことが、よりかっこよく感じられるように、ブランドイメージ(情緒的価値)のさらなる向上を目指した。
  • 商品ロゴは、文字間や行間、大文字や小文字の選定などにルールを設けて統一。シンプルでありながら、リズミカルでポップなデザインに仕上げた。
  • リップスヘアーが目指す都会的で中性的な世界観や、多様な価値観を認め合う時代性を“いい意味での曖昧さ”と解釈。ヘアワックスのパッケージは、さまざまな解釈ができるように、紙のようにも石こうのようにも感じられるマットな質感の素材を選定した。色はサロンワークの現場で識別でき、曖昧さの表現にもなる淡いトーンでそろえた。
  • 既存のヘアワックスを使っていたリップスの美容師が迷わず使うことができ、リピーターの購入が多いことも考慮し、ヘアワックスのパッケージの色は既存のトーンをできるだけ踏襲した。

スタッフクレジット

吉本雅俊 / 榎本ちひろ