1ページでわかるGRAPHのこと

プロジェクト概要

アイフルグループは、「誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」という経営理念を基に、グローバルで展開するIT金融グループを目指している。1967年に創業した同グループは、これからの50年、100年を見据え、ビジュアルアイデンティティ(VI)を刷新した。GRAPHはVIのリニューアルを担当し、ロゴマークなどのアートディレクションとデザインのほか、グループ会社のネーミングなども手掛けた。

課題

  • アイフルのグループ会社は増加している。グループのシナジーを発揮するためにもブランドイメージを統一する必要があり、海外でも通用するVIの刷新を検討していた。
  • 安心感や誠実さを表すハートのマークは、グループのシンボルとして継承していく。
  • アイフルグループが提供している価値や企業姿勢にふさわしいVIで、消費者金融のさらなるイメージアップも図る。

GRAPHからの提案

  • アイフルグループの主力事業「金融業」のベースである貨幣経済は、芸術と同様に抽象思考ができる人間独自の仕組みである。人間の抽象思考の発達は一説によると、人間の手の構造にあるという。その視点と解釈を基に、新しいハートのマーク(通称:アートシンボル)は、“人間の両手”をモチーフにデザインした。
  • ハートの形を人間の両手を重ねあわせた様子に見立て、アイフルグループの仕事の丁寧さや真摯な姿勢、コミュニケーションの温かみを表現。同グループが成長していくことが直感的に伝わるように、ハート内の3本線は右肩上がりになるようにデザインした。
  • 海外ではハート型のマークは、商標登録が難しい。そこで、これまでの印象を大きく変えず独自性を出すために、ハートの下に「逆ハの字」の線を加え、動きや人間の気配のようなものが感じられるデザインにした。両手を挙げてバンザイしている様子にも見え、擬人化されることで親しみも感じられると考えた。
  • すべてのデザインに共通しているのが、多めにとった余白だ。アイフルグループの経営理念や提供している価値を、日本らしさの象徴「禅」の教えにも通じる引き算の考え方=余白で表現した。

スタッフクレジット

北川一成 / 村部悠蔵