プロジェクト概要

神戸モリーママは、兵庫県神戸市に本拠を置く洋菓子メーカー。2010年より「一日一万枚売れるラスク」として各方面で評価を得ているラスクをはじめ、神戸土産・手土産に最適な焼き菓子を開発・販売している。コロナ禍をきっかけに「これからのお菓子」を見据えてブランドのあり方を問い直す取り組みを始め、お客様や関係者へのインタビューなど、各種リサーチを行いながらブランドリニューアルを実施した。GRAPHはロゴ、シンボルマークのブラッシュアップやパッケージデザイン、ウェブサイトリニューアルなどを手掛けた。
https://kobe-morrymama.co.jp/
https://shop-kobe-morrymama.com/

課題

  • 「一日一万枚売れるラスク」というコピーの認知度は高いが、ブランドの情緒的価値を客観的に整理し発信できておらず、ターゲット層を広く取り込めていなかった。
  • パッケージや売り場のデザインが、創業当時のターゲットや狙いのままほぼ変わっておらず、現在の顧客層が求めるものにアップデートできていなかった。顧客調査でも、その点が非購買理由につながっていた。
  • パッケージから、中の商品の特長やフレーバーの違いがわかりづらかった。

GRAPHからの提案

  • 顧客調査および神戸モリーママスタッフへのヒアリングを元に、ブランドの世界観を表すブランドコピーを再構成。「しあわせの甘い魔法」「毎日食べたくなるやさしい味」など、お菓子の魅力が伝わる言葉を再定義した。
  • ブランドロゴを、現代的かつ普遍性を持たせたイメージにリニューアル。ブランドシンボルとして使われていた魔女マークも、造形をシンプルにし、より未来志向に感じるよう、魔女が飛ぶ方向を左上向きから右上向きに反転させた。
  • パッケージデザインでは、ブランドの価値や特長を視覚的に表現し、店頭で商品と出会った際に「美味しそう」「食べてみたい」と思わせるように再設計した。

スタッフクレジット

村部悠蔵 / 吉本雅俊 / 榎本ちひろ / 山田晴香 / 武田真