プロジェクト概要

2024年に誕生70周年を迎えたゴジラを、現代の表現者たちが自身の解釈で表現していくアートプロジェクト。北川一成はゴジラを「得体の知れない、そして人智の及ばない大いなる力」の象徴だととらえ、そこに抱く畏怖を直感的に伝える4種類のメインビジュアルを提案した。「GODZILLA THE ART」のロゴはいずれも、輪郭がなめらかでない、モザイクがかかったような曖昧さをもった書体で制作。噴煙や水しぶきの向こうでシルエットだけがぼんやり浮かび上がるゴジラのように、どこか怪しげでミステリアスな雰囲気をまとっている。中には、フォントの文字化けによって「GODZILLA THE ART」が意味のつながりをもたないイラストに変換されてしまったバグも隠されており、不吉な予兆を感じさせる。

スタッフクレジット

北川一成 / 八戸藍 / 山田晴香