プロジェクト概要

日本の伝統的な発酵調味料・味噌を商品展開する創業100年超の大手メーカー、ハナマルキの新ブランド。同社に伝わる伝統技術を昇華させた新しい味噌・麹食材の開発や、新時代のライフスタイルに合う商品の提案など、業界の常識にとらわれない商品を生み出していくことを目指す。GRAPHは企画立案からブランド名のネーミング・スローガン、VI、商品のパッケージデザイン、ブランドサイトの制作などを手掛けた。ブランド誕生以来、従来の市場になかった新たな商品を、統一された世界観のデザインで送り出している。

https://hanamaruken.jp/

 

課題

  • 従来のハナマルキブランドでは展開が難しい、高価格帯の商品を届けられる場を求めていた。
  • ハナマルキの強みである、高い発酵技術や、麹に対する真摯な姿勢を発信していくプラットフォームが必要だった。

GRAPHからの提案

  • 長年親しまれた「ハナマルキ」の名前も残しながら、麹の可能性を追求する真摯でストイックな姿勢が伝わるよう「ハナマルキ醸造 麹 研究室」(略称:ハナマルケン)というネーミングを提案した。
  • 自らが挑戦者であり実行者であり続ける主体性を表す「やってみるi try!」のスローガンを提案した。
  • アートシンボルとして、ハナマルキの「H」やをモチーフにし、「8」「7」を入れたマークと、発信力を表現するフキダシの形のマークの2点を制作。商品パッケージや、スタッフのユニフォーム等に使用することを想定した造形とした。
  • 商品パッケージやブランドサイト、公式オンラインショップをはじめ、キッチンカー、ユニフォームなどブランドに関わるクリエイティブを一貫して提案した。

結果

  • 味噌や塩こうじにとらわれない、新たなジャンルの商品が誕生地元企業とのコラボレーションが生まれるきっかけにもなった。
  • チーム内での企画の柔軟性が向上し、議論が活発化した。

 

スタッフクレジット

北川一成 / 八戸藍 / 山田晴香