プロジェクト概要

「Reaf(リーフ)」は、精神的な困難や病気を抱える方が地域で自分らしく暮らしていけるよう支援する、訪問看護サービスの拠点となるステーション。医師の指示のもと、看護師や精神保健福祉士、作業療法士などが利用者の自宅を訪問し、年齢や症状の重さにかかわらず、必要とするすべての人が利用できる体制を整えている。ステーションの数を増やしていくにあたり、オーナーやスタッフに企業理念を深く理解してもらうためのツールを必要としていた。GRAPHは企業理念やReafらしさを改めて整理して明文化し、コンテンツごとにファイリングしたブランドブックを制作した。

課題

  • 訪問看護ステーションのフランチャイズ展開にあたり、代表の村尾氏の思いや企業としてのあり方を正しく伝えるため、看護理念や看護姿勢の整理と明文化を行いたいと考えていた。
  • 各ステーションのスタッフの不安・疑問の解消や、スタッフ同士のコミュニケーションのためのツールを必要としていた。

GRAPHからの提案

  • 代表の村尾氏が構築した理念に加えて、社員へのアンケートやインタビュー、ワークショップなどを通して、働く人にとって解像度の高い言葉へと落とし込んだ。
  • 明文化して整理した内容を「私たちの看護理念」「私たちの看護姿勢」「Reafっぽい人」といったコンテンツに分け、オリジナルファイルにファイリングしたブランドブックを制作。各ステーションに常備しておけるようにした。
  • ブランドブックのデザインは、直感的に伝わることを目指し、柔らかくやさしい書体や色使いを採用。また、Reafが大事にする「問い」の姿勢を表現する、多面的な捉え方ができる抽象的なイラストを採用した。
  • ブランドブックには追加可能なフリーページを用意。新しく入るスタッフへの寄せ書きや、看護サービスを提供する中での気付きのメモなど、スタッフの手によるリアルな情報がアーカイブされるようにした。

スタッフクレジット

村部悠蔵 / 吉本雅俊 / 榎本ちひろ