問い合わせ件数が最大3.5倍に増加。ブランドの“顔”として機能するデザイン

プロジェクト概要

クロスリンクは、主にホテルなどのホスピタリティ空間を構成する1万点を超えるアイテムの調達を行う、PA(Procurement Agent:調達代行)会社。海外のラグジュアリーホテルブランドなどの仕事を中心に多くのプロジェクトを手掛けている。
GRAPHは企業ブランドの土台となるミッション・ビジョン・バリューの整理のほか、アートシンボルと社名ロゴの制作、ウェブサイトのリニューアル、ノベルティ制作を手掛けた。
https://cross-link.co.jp/

課題

  • PAという仕事が日本ではまだ知られておらず、その価値をわかりやすく伝えるための発信が必要だった。
  • 創業10周年を迎え、企業規模も大きくなりメンバーも増えたことから、会社の方向性を整理して明示し、内外に示していく必要があった。

GRAPHからの提案

  • もともとあったミッション・ビジョン・バリューを整理し、クロスリンクらしさを表すキャッチコピーを制作した。
  • 社名ロゴをリニューアル。CrossとLinkに分けて2行で組み、正方形に近いフォルムにすることで、使い勝手の良さも考慮した。
  • 黄金比と白銀比の長方形を組み合わせ、芸術性と経済性の両立を表現したアートシンボルを制作。PA事業におけるコミュニケーションの重要性から、フキダシのようにも見える、どこか愛着が持てる造形とした。
  • ウェブサイトのリニューアルでは、豊富な実績を整理し、PAの仕事を伝えるために業務フローやコストの考え方をわかりやすく提示した。オフィス内やスタッフの写真も撮影し、安心感や親しみやすさを感じるデザインに整えた。

結果

  • 業界の慣習としては異例ながら、多数のクライアントから物件写真の提供と掲載を快諾された。
  • 社外からの問い合わせ件数が、リニューアル前と比較して1.7倍以上に増加。最大3.5倍の月もあった。海外の同業者から「一緒に仕事をしたい」という連絡も受けた。

 

スタッフクレジット

北川一成 / 吉本雅俊 / 山田晴香 / 八戸藍 / 榎本ちひろ / 武田真